クリ [木本C]
クリ(Castanea crenata Sieb. et Zucc.)は 北海道南部から九州までいたるところに植えられ、広葉樹林内にも生育している。
蔵王町遠刈田温泉のクリ。
2本のクリの木からとれた果実は大小様々。
クリの果実下半部には大きくざらざらしたへそがあり、上半部は縦にすじが入った光沢のある果皮である。
光沢がある堅い外果皮の内側には、毛状の中果皮がびっしりはりついてクッションと断熱の作用がある。
美味しいクリはヒトはもちろんサルやクマも大好き。写真は山形県小国町のクリ林内で見つかったクマに食われた果実である。一見中身があるように見えるが、裂け目がついて中身はそっくりない。クマはとても上手にクリを食する。
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